「アクセサリーの買取相場ってどうやって決まるの?」
「結婚指輪は刻印が入っているけど売れるの?」
この記事では、このような疑問を持っている方の為に、業界で働くプロが分かり易く解説します。
その他にもどのようなものが買取可能で、どのようなものがダメなのか。
理由や判断基準などを初心者の方でも分かるように説明していますので、
是非最後まで読んでみてください。
目次
結婚指輪は買取可能?買取相場は?
買い取ってほしいけど、そもそも結婚指輪が売れるのか売れないのかが分からない方は沢山います。
また、使っていない指輪やペンダントなどを処分する前に、私に相談してくる方もとても多いです。
結論から書いてしまうと、
結婚指輪でも売れます。
結婚指輪だからと言って買い取れない理由は特にありません。
ただ、品物によっては買取出来ないものもありますので、
買い取れるものと買い取れないものを具体的に説明していきます。
結婚指輪でも買取ってもらえる理由
結婚指輪は買い取ってもらえるのか?なぜそう思ってしまうのかというと、
「刻印が入っているからダメそう・・・」
これが一番多い気がします。
ですが、買取の時に刻印のあるなしは全然関係ありません。
簡単に言ってしまうと判断基準は、
価値があるか無いかです。
まず理解して頂きたいのが結婚指輪は金やプラチナで作られた製品が多いです。
そして金やプラチナは世界共通の価値がある金属なので刻印があろうがなかろうが買取可能ということになります。
溶かしてリサイクルしてしまえば刻印は無くなってしまいますので、何も問題は無いという事です。
材質を表すK18やPT900などの材質刻印は入っていた方が良いです。
いくらで売れるのか。買取価格の決まり方
この記事を書いている時点(2022年7月)の買取相場は下のような感じです。
18金の買取価格 1g 約6000円
プラチナ900の買取価格 1g 約3700円
(相場は毎日変動するので、売却する日の相場が適用されるのが一般的。)
そうなると大まかな買取金額は、
指輪の重さ×その日の買取相場
このようになります。
単純な事ですが、何となく売れなそうという先入観はこれで無くなったと思います。
買い取ってもらえるものとそうでないもの
では次に買取可能なものとそうでないものを表で見てみます。
(買取が〇になっているものは金やプラチナ製だという前提です)
状態 | 買取 | 理由 |
---|---|---|
・結婚指輪・婚約指輪 ・一般的なアクセサリー ・チェーンが切れたペンダント ・変形した指輪 ・古くて変色した指輪 ・石が取れた指輪 ・刻印が入っている | 〇 | 基本的にそのままの状態で販売しないことも多く、 壊れていても溶かして精錬してしまうので関係ない。 |
刻印がK18GPなど | × | K18GPというのはメッキの事で、K18の後ろのGPは「Gold Plated」の略。 その為、K18の価格では買い取ってもらえない。 |
刻印が無い | △ | 刻印が無い場合は、安価な合金製にメッキを施してあるものが多く、 買い取ってもらえないものがほとんど。 ただし、まれに刻印が無くとも金やプラチナの場合もあるので、 その場合は買い取ってもらえる。 |
基本的に金やプラチナ製のアクセサリーの場合にはどのような状態でも買い取ってもらえます。
K18GPなどのメッキ製品の場合には、貴金属としてではなく、雑貨としてならリサイクルショップなどで値段が付くかもしれません。
買取価格に差があるのは何で?
これには色々な理由がありますので一概には言えません。
特に、貴金属の相場自体は世界で決まっているものなので、1店舗だけ異常に高く買い取ってくれるなんてことはありません。
差があったとしても地金の買取価格にはそこまでの差は無いはずです。
(しっかりとしたお店というのが前提ですが。)
ではなぜ誤差があるのかというと、お店ごとに強みが異なるから。
・販路をたくさん持っていて中古ブランド品の再販に強い(販売の目処が立ちやすい)
・自社で溶かして精錬できる工場がある(コストを低く抑えられる)
例えば、ブランドジュエリーならすぐにさばけるというお店なら、ブランド物は他店より高く買い取れるみたいな感じです。
まとめ
いかがだったでしょうか。
結婚指輪でも材質としての価値があれば売れるという事が分かって頂けたと思います。
そして、2022年現在では貴金属の価格が高騰していますので、 眠らせているジュエリー・アクセサリーがある方は処分の仕方を考える最適なタイミングかもしれません。
査定してもらうのだけでもおすすめです。
下の記事では、おすすめの買取店なども紹介していますので興味がある場合には是非参考にしてみてください。