この記事では、ハンドメイド作品を販売したいと考えている方向けに、悩みとその解決法を解説しています。
「ただ、作品を作って売ればいいんでしょ?」
そう考えている方は、後々悩むことになる可能性が高いので、是非この記事を参考にしてみてください。
目次
ハンドメイドを始める人が直面する悩みと解決法
ハンドメイド製品の制作や販売を始めようとする人々は、多くの場合、様々な悩みに直面します。
しかし、これらの悩みは適切な戦略やアプローチを用いて克服することができます。
以下では、ハンドメイドを始める方々が直面する主な悩みとその解決法について詳しく説明します。
技術やスキルの不足
何といっても最大の悩みはこれだと思いますが、初心者さんの多くは、製品を作るための技術やスキルに自信を持っていないことが多いです。
もちろん始めたばかりであれば当然です。しかし、これは練習や学習を通じて克服することができます。
対策:
・オンラインのチュートリアルや動画を活用して、新しい技術やスキルを学ぶ。
・地元のワークショップやコミュニティセンターでクラスやワークショップに参加する。
・同じ分野のプロや経験豊富なアーティストからアドバイスや指導を受ける。やりたい分野が決まっているなら、初期投資として費用を払い、講座などを受講した方が結果的に早く自信になるかもしれません。
どのような講座があるか知りたい方は、↓の記事も参考にしてみてください。
市場や需要の理解
ハンドメイド市場の需要やトレンドを理解することは難しいかもしれませんが、市場調査や顧客のフィードバックを活用すれば、適切なアプローチを見つけることができます。
対策:
・同業者のウェブサイトやオンラインマーケットプレイスでの売れ筋商品を調査する。
・ソーシャルメディアやハンドメイドコミュニティでのアンケートやフィードバックを収集する。
・テスト販売や限定商品をリリースして、需要や市場の反応を評価する。
初心者さんにおすすめなのは、ハンドメイド商品が沢山出品されているcreemaやiichiなどを覗いてみる事です。沢山売れている作家さんは、どのような作品をどのような価格で販売しているのかが分かります。
とは言っても作品を模倣するようなことはNGです。
あくまでも売れ筋や流行を把握する為の参考にしましょう。
原材料や道具の調達
適切な品質の原材料や道具を手に入れることができない場合、製品の品質や生産効率が低下する可能性があります。
対策:
・パートナーシップや量販店との交渉により、原材料の卸値を交渉する。
・原材料を安く手に入れるための大量購入やバルク注文を検討する。
・オンラインの市場やサプライヤーから割引やセール情報を収集し、予算に合った商品を購入する。
初心者さんに必要なのは、「材料や道具などを、どのお店で購入するのが一番安いか?」これを理解することです。
調べてみると同じような材料でも意外と価格はお店によってバラバラです。
そして、沢山使う材料ならまとめて購入した方が安い場合が多いです。送料も当然1回で済みます。
価格設定と競争力
先程と重複する部分もありますが、適切な価格設定は、ハンドメイドビジネスの成否に大きく影響します。
個人的にはこれが一番大切だと言っても過言ではないと思っています。
しかし、これはライバルや市場の状況によっても異なります。
対策:
・原材料費、労力、生産コストを計算して、適正な価格を設定する。
・他のハンドメイド作家や類似製品の価格を調査し、競合他社と比較して価格を設定する。
・顧客の価値観や付加価値を考慮し、高品質の製品や独自性を強調して競争力を高める。
原材料費を抑えることについては先ほど描きましたが、もう一つのコツとしては、量産品ではない材料を使うのもおすすめ。
例えばアクセサリーでいうと、年に数回開催されているミネラルフェアなどで、量産ではない1点ものの石を材料にしてアクセサリーを作る。
そうすることで、似た商品にならない為価格勝負になりにく、材料費を抑えなければというプレッシャーも低くなります。
販路の確保
作品を販売するための適切な販路を見つけることは、ハンドメイドビジネスの成長に欠かせません。
対策:
・オンラインマーケットプレイス(Etsy、Amazon Handmade、creema、iichiなど)やソーシャルメディア(Instagram、Facebook)を活用して作品の販売、宣伝を販売する。
・地域のクラフトフェアやイベントに参加して、直接顧客と接触する機会を作る。
・ローカルの小売店やブティックと提携して、製品を販売する。
時間管理と効率性
ハンドメイドの製品を作るためには時間と労力が必要ですが、時間管理や効率性が不足している場合、生産性が低下します。
「疲れたし、時間の割にはぜんぜん儲けが無い・・・。」
そうなってしまっては元も子もないですし、なにより楽しめません。
対策:
・タイムマネジメントのテクニックやツール(ToDoリスト、カレンダー、タイマー)を活用して、作業を効率化する。
・生産プロセスを最適化して、作業のステップや流れを最適化する。
・必要な作業に優先順位をつけ、効率的に作業するためのスケジュールを作成する。
これらの解決法を適切に活用することで、ハンドメイドビジネスを成功させるための一歩を踏み出すことができます。しかし、ハンドメイドビジネスは継続的な努力と柔軟性が求められるため、悩みや課題に直面した場合でも、積極的に取り組む姿勢を持ち続けることが重要です。
まとめ
ここまで読んでみていかがだったでしょうか。
ハンドメイド作家と聞くと、オシャレなイメージをお持ちの方も多いと思います。
ですが、失敗や困難に直面した際には、挫折せずに前向きな気持ちで取り組み、経験を積み重ねて成長していくことが成功への近道です。
ハンドメイドビジネスは独創性や情熱が重要な要素ですので、自分の作品に自信を持ち、自分らしさを大切にすることも忘れないでください。