ジュエリーとハンドメイドnote

ハンドメイドアクセサリー 初心者向けのシルバーバングルの作り方

ピカピカのバングル

アクセサリーの中でも存在感があるバングル。

普段から使用している方ならわかると思うのですが、一つ持っているだけでとても便利なアイテムです。

ラフな格好でもバングル一つでオシャレに見せることもできますし、とても重宝します。

そして、ハンドメイドが好きな方だったら、

「オリジナルのバングルを作ってみたい!」と思った方もいるはずです。

そこで今回は、存在感があってワンポイントになる上の画像の様なプレーンタイプのバングルの制作手順を解説していきます。

手順の中では、鎚目や刻印の入れ方も解説していきますので、好みに応じてチャレンジしてみてください。

また、最初に書いてしまいますが、バングルの制作自体は

ポイントを押さえてしまえば初心者でも比較的簡単にハンドメイドできます。

もちろんハンドメイドに限らず、どのようなジャンルでもゼロから始めるには最低限必要な道具などははありますが、

ロー付けという難易度の高い技術が不要な点で言うと、リングなどよりは挑戦しやすいかもしれません。

ただ、ジュエリー業界で働いている現役のプロと完全に同じ制作方法だと、手法や設備的にも難しいと思います。

(私の詳しい経歴は右側のプロフィールをご覧ください。)

そこで今回は、初心者の方でもハンドメイドを楽しめるように、手順や工具などを初心者向けにアレンジして解説していきます。

シルバーでバングルを作る時に用意するもの

金床と銀の棒

材料 シルバーの平角棒

サイズは好きに決めてもらって構いません。

私が用意した上の画像の棒は幅4mm、厚み2mmです。

注文した場合にはもっときれいな材料が届きますので安心してください。

これをメジャーなどで測った自分の手首の外周の長さを参考に、余裕をもって少し長めにカットして使います。

そして、測る時は手首の丸い骨の横(肘に近い方)で測るのがおすすめ。

後で楕円に成型していきますので、その時の為に自分の手首の外周を覚えておいてください。

また、幅の広いバングルが良いのか、細いタイプがいいのかは自由なので好みで決めて構いません。

参考までに下に幅が10mmの広めの板と、4mmの細めのタイプを載せておきます。

紹介する材料の長さは180mmと500mmがありますが、手首の細い方は180mmの長さがあれば問題なく制作できます。

手首が太いという方は180mmの長さでは足りない場合もあるかもしれないので、500mmをカットして制作した方が良いかもしれません。

下で紹介しているお店は彫金の専門店なので、他にもサイズが色々あります。

(ただし、薄すぎると変形しやすいので、厚みは1mm以上あるものがおすすめです。)

必要な道具

・芯金(バングルを叩いて成形していく時に使用する棒)

金属製のものの方が良いのですが、最初は木の芯棒でも構わないと思います。

・バーナー(材料を柔らかくする為に使用します)

・アンビル(材料にテクスチャーを付けたり、刻印を打つ時に使用します。)

・イモ鎚 鎚目をつけたい方用

・英字刻印 刻印を入れたい方用

・グラノール(仕上げ用の研磨剤です。)

・木槌(ここから下はホームセンターにあるもので構いません)

・金鎚

・紙ヤスリ

・ニッパー(金属を切断可能なもの)

・両面テープ

バングルの制作手順

最初はシルバーの焼き鈍し

「焼き鈍し」と書いて「やきなまし」と読みます。

この「なます」という言葉は、

「銀をなましてから曲げる、金の棒を曲げる前に一度なます。」

このように使う言葉です。

今回のなます工程を簡単に説明すると、

最初は材料が固いので、バングルの形に曲げ易くする為に一度なまして柔らかくする

このような意味があります。

まず最初に熱した板を冷ますために、大きめのボールに水を入れておいてください。

・耐火レンガとロー付け台(3個のブロック状のもの)を重ねてその上にシルバーの板を置きます。

ロー付け台については↓の記事で解説していますのでそちらを参考にしてください。

[指輪の作り方]プロが教えるハンドメイドアクセサリー

・バーナーで材料をまんべんなく熱します。

銀の棒を加熱しているところ

仕事の場合には、ピンセットで材料を挟み空中でなましてしまう事が多いのですが、初心者のうちは危ないので台の上で加熱してください。

銀の棒を加熱して赤くなったところ

徐々に赤くなってきますので、全体的に赤くなったらピンセットなどで挟み水に入れます。

水を張ったボウルとピンセット

この時に「ジュッ」という音がしますが、全然怖がるほどではないので安心してください。

これで「なまし」は完了です。

アンビルの上で模様をつけていく

急冷して材料が冷えたら水気をよく拭き取り模様を付けていきます。

ここは鎚目(つちめ)と呼ばれる模様や、イニシャルを入れる場合の解説です。

(必要ない方は、芯金に入れてバングルを曲げていく工程まで進んでください。)

画像はアンビルではないですが同じようなものですので気にしないでください。

まずレールアンビルの上に両面テープを張ります。

両面テープを貼り付けた金床

その上に材料を固定し、イモ鎚の先の丸い所でトントンと模様をつけていきます。

鎚目をつけた銀の板とイモ鎚

手順の説明なので画像では短い板ですが、バングルに鎚目をつけたい時は先ほどのなました材料に模様をつけてくださいね。

刻印と金床

刻印の場合には↑の画像のようにセットで販売されているものもあるので、A~Zまで好きな文字を刻印できます。

銀の板に刻印を打っているところ

刻印の場合には平らな普通の金鎚で打ち込みます。

テクスチャーを付けた銀の板

打ち終わるとこんな感じです。

やっていればすぐにコツを掴めると思いますので、あまり怖がらずにやってみてください。

point
叩く時の力加減は強すぎず弱すぎずがポイント

弱いと模様が薄くなりますし、強いとその部分が凹み過ぎて薄くなってしまいます。

芯金に入れてバングルを曲げていく

木芯棒と金床

テクスチャーを付け終わったら、木芯金に入れて曲げていきます。

あらかじめ測っておいた手首の外周と同じ太さの部分に目印をつけてそこで楕円になるようにまんべんなく叩けばOK。

手首と同じ太さの部分にボールペンで印をつけました↓

印をつけた木芯棒

印をつけたところに巻き付けるように、両手でグイっと曲げてみてください。

結構簡単に曲がりますよ。

木芯棒と銀の棒

大体曲がったら端の部分も木鎚やプラスチックハンマーで綺麗に曲げていきます。

金鎚だと余計な凹みが付いてしまうので今回は木鎚を使用しました。

木芯棒に巻き付けた銀の棒と木鎚

丁度良いカーブになったら余計な部分をカット

手首にあてがったバングル

バングルは切れ目から手首に通すので、手首を通る隙間が無ければいけません。

手首の厚みを測ってその長さを目安に余分な部分をカットします。

ニッパーとバングル

もったいないと思うかもしれませんが、少し長いくらいの材料で製作した方が、楕円に成型する時に端まで綺麗に曲げ易いです。

切断面や角を痛くないように仕上げる

拡大したバングルの角

ここまでくれば後は仕上げていくだけです。

まず最初に、先程の切断面がそのままでは痛いので、触り心地が良くなるようにヤスリで削って丸くします。

初心者の方でも用意しやすいように、100均で売っていたヤスリで丸めてみます。

バングルとヤスリ

こんな感じで丸くしました↓。

角を丸めたバングル

切断面が丸くなったら、その他の痛そうな部分の角や側面も紙やすりで削って丸めておきます。

紙ヤスリの上のバングル

側面はこのように紙ヤスリの上に置いて、前後に動かして処理してください。

そして、表面や内側は、適当な大きさに切った紙ヤスリで仕上げていきます。

紙ヤスリは数字の小さい方が粗いので、#240→#320→#400→・・・という感じで、徐々に数字を大きくしていくときれいに仕上がりますよ。

ただ、注文した材料ならある程度は綺麗だと思うので、#600か#800から始めて#1000程度までかければOKだと思います。

あると便利
手作業が大変という方はリューターと呼ばれている電動工具があると便利です。

先端に紙やすりが付いているポイントを付けて、回転させながら削ると早くてきれいに仕上がります。

ハンドメイドアクセサリーを製作していくならリューターはとても重宝する工具です。

ただ、リューターの価格はピンキリなので、最初は↓の様な低価格のものを利用してみて、物足りなくなってからある程度のものを買うといいです。

リューターとバングル

このように紙ヤスリが巻き付いたポイントが回転し、金属が簡単に削れます。

もちろんこのポイントも目の粗さに種類があります。

リューターでバングルの角を削っているところ

下の画像のように角を削ったり、

リューターでバングルの内面の角を削っているところ

内面も簡単に処理できます。

リューターでバングルの内面を削っているところ

最後の仕上げ

ある程度痛い部分が無くなり、紙やすりを#1000までかけたら最後は研磨剤で磨いていきます。

最初に紹介したグラノールという研磨剤を布に浸けてゴシゴシと磨いてみて下さい。

布は、挨拶回りの時に配られているような一般的なタオルで構いません。

タオルの上のバングル

磨くとその部分が黒くなってきますが、問題ありません。

下は半分だけ磨いたところですが、ピカピカになって周りが映り込んでいるのが分かりますよね~。

半分だけ磨いたバングル

研磨剤が足りないなと思ったら少量付け足して全体を磨き、好みの仕上がりになったら中性洗剤で良く洗浄して、水分を拭き取ったら完成です。

手に装着したバングル

4mm幅だと、男性の手首でこんな感じです。

ピカピカに仕上がったバングル

写真を撮っている手が映り込むくらい綺麗になってます。

まとめ

いかがでしたか?

実際に作ってみると超簡単とはいきませんが、難易度が高過ぎて無理だという作業は無かったのではないでしょうか。

最初から完璧なものは難しいかもしれませんが、どこか上手くいかなくても、自分で作ったバングルならそれも味わいとして楽しめると思います。

というわけで今回は、出来るだけ初心者の方でも揃えやすい道具や手順での紹介でした。

もし楽しいと思っていただけたなら、材料の幅を変えるなどして違うタイプも制作してみてください。

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