自分の持っているジュエリーやアクセサリーについて、
「金色だけど、これって本物なの?」
「これってメッキ?」
このように思ったことはありませんか?
そのような疑問を解決するために、この記事では素人の方でも簡単に出来る判別法を紹介していきます。
目次
本物か偽物か見極めるポイントは刻印
素人でもできる簡単な方法として刻印を見るという方法があります。
刻印というのはその材質を証明するもので、
例えば18金の指輪の場合には内側に「K18」などと打刻されています。
ただし、その刻印が100%本物だとは限りませんのでそれも覚えておいてください。
確実に本物の貴金属か安い合金なのか知りたい場合には、専門家に判断してもらうことをおすすめします。
刻印のある場所
刻印のある場所ですが、品物によって場所が異なりますので↓を参考にしてください。
・指輪
(ほぼ内側)
・ペンダント
(ペンダントトップ本体・バチカン・引き輪部分と繋ぐプレート)
・ピアス
(ピアス本体・ポスト)
・バングル
(内側や側面)
・ブレスレット
(つなぎ目のプレート部分など)
刻印の種類
刻印には色々な種類がありますので表にしてまとめておきます。
造幣局の刻印
通称「ホールマーク」とも呼ばれています。
数字だけでなく国旗も打刻されているのが特徴。
これは、 貴金属製品の製造又は販売をしている事業者が造幣局に依頼し、品位試験に合格した場合に打刻してもらえます。
造幣局の刻印なので信頼度はとても高いです。
出典 造幣局 https://www.mint.go.jp/operations/exam/operations_certification-02.html
金の品位表示の方法として、千分率表記とカラット表記がありますが、
それぞれ以下の表のように対応しています。
カラット表記では純金をK24としていて、よく耳にする18金はK18と表記されます。
K18は千分率だと750になり、どちらも純度が75%ですよという意味です。
千分率 | カラット表記 |
---|---|
999 | K24 |
916 | K22 |
750 | K18 |
585 | K14 |
416 | K10 |
375 | K9 |
ホールマークが無い場合
ホールマークは義務付けられているものではないので、当然無い品物も非常に多いです。
ホールマークが無い場合の刻印の一例としては、
・プラチナ900の製品の場合は PT900
・18金の製品の場合は K18や750
このようにシンプルな刻印になります。
その他の刻印
実は素人の方にとって非常に紛らわしい刻印も存在します。
その一例がK18の後にアルファベットが付いている下のような場合です。
・K18GP
・K18GF
K18という刻印が付いているので18金だと思ってしまうかもしれませんが実際は、
GPというのはメッキの事で、
GFというのは金張りの事です。
どちらも18金の製品ではないので勘違いしないようにしましょう。
宝石の刻印もある
これはあまり知られていないかもしれませんが宝石に関する刻印も存在します。
・ダイヤ D
・ルビー R
・エメラルド E
・サファイア S
このアルファベットを石のカラット数の前につけて刻印します。
例 ・一粒石のダイヤリングでダイヤモンドが0.25ctの場合
D0.25
例 ・中石がルビー1.25ct の場合
R1.25
刻印が無い場合
アクセサリーの中には、どこをみても刻印が無い場合もあります。
これは、
安い合金製のもので刻印を打つ必要がないからという場合がほとんどです。
ただし、刻印がなくとも高価な金属で作られている場合もあるので、鑑定してもらう前に不用意に捨ててしまうのはやめておきましょう。
まとめ
刻印が確認できればその表記通りの製品である可能性はとても高いと言えます。
ですが、悪質な刻印が無いとも言い切れませんので100%信頼するのはやめておきましょう。
どうしても知りたい場合には専門家に鑑定してもらうのがおすすめです。
あらかじめ材質を判断できると、不要になったジュエリーなどを処分する時に役立つので、気になる方は確認してみてはいかがでしょうか。