ハンドメイド作品を作って色々なサイトに出品したけど売れない・・。
「どうしたら売れるようになるの?」
「やっぱり資格がないとだめなの?」
私はこのような相談を受けることがとても多いです。
というのも、一応ものづくりを生業にしているプロなので、自然とそのような相談を受けることが多いです。
(詳しい経歴はプロフィールに書いてありますので、気になる方は参考にしてください。)
ここの記事ではそのような疑問を持っている方の為に、ハンドメイドと資格の取得について説明していきます。
目次
ハンドメイド作品と資格の関係
最初に少しだけ私の事を書かせていただきますが、
私は本業がありますのでハンドメイドの作品作りに充てられる時間はとても少ないのです。
ですが、それでも大手ハンドメイド販売サイトでは今までに7桁後半程度は販売させていただきました。
楽しみながら結果が出るというのはとてもありがたいことです。
というわけで早速、
「ハンドメイド作家ってどうしたらなれるの?」
「作品が売れないんだけどどうしたらいいの?」
「資格は必要なの?」
このような相談についてのアドバイスをプロ目線で書いていきたいと思います。
まず資格について結論から先に書いてしまいますが、
ハンドメイドに資格は必要ではないです。
ですが、それを説明したうえで作品が売れないという方に「資格を取ると良いかも」と、アドバイスする場合があります。
なぜ資格を取ることをすすめるの?
先に書いておきますが、全ての人にそう答えているわけではありません。
おすすめする理由は大きく2つありますので、そこを詳しく説明していきます。
ハンドメイドにどのような資格があるのか見てみたい方は、↓の記事を参考にしてみてください。
資格をススメル理由①単純に知識とスキルが不足している
作品を見せて頂きながらお話を伺うと、正直なところこのように感じる方も結構います。
ハンドメイドで副業してみようと思い、独学で始めてみたものの商品のクオリティーが低いタイプ。
誤解のない様に書いておきますが、
ハンドメイドを楽しむだけならクオリティーなどは関係ないですし、独学だろうと何だろうと楽しめれば問題ないです。
ただ、作品として販売するとなると、
同じようなライバルが沢山いる中では、戦えない場合が多いのは事実です。
そこで、「もう少し勉強した方が良いのかな?」と感じた方には、スキルと知識を身につけるという意味で資格をおすすめする場合があります。
これが1つ目の理由です。
資格をススメル理由②作品の売れ行きは経歴にも左右される
次の理由ですが、それは安心感の問題です。
最近では、ハンドメイドの作品を簡単に販売できるという感じでTVでも紹介されていますが、出品するならその通りだと思います。
ただその先の、「作品が売れる」までには壁があると感じています。
実際に作品が売れる為にはいくつもの要素があると思いますが、信頼性とか権威性も大きく関係してきます。
- これを別の言葉に置き換えるならその人の経歴。
どのような人が制作したのか、実はこれもハンドメイド作品を販売していく時にとても重要な要素の一つ。
例えば出品者が↓のような経歴の持ち主だとどうでしょうか。
しっかりとしたものを作っていそうだなと感じませんか?
- お皿なら現役の陶芸家だったり
- ドライフラワーならお花屋さんだったり
- アクセサリーなら本業のジュエリー製作者だったり
イメージしやすいように本業という肩書を例に挙げましたが、このように経歴というのは相当な強みになります。
また、現在プロとして働いていなくとも、作品に関係する業種で過去に働いていた、学生時代に学んでいた経験などもそうです。
もちろんハンドメイド作品は誰でも制作して販売できますので、素人だろうがプロだろうが関係ありません。
ですが、ハンドメイド販売サイトにはそのような方もゴロゴロいます。
素人とプロが同じパーツを使用して制作した商品が、同じ値段で販売されていたら・・ほとんどの人がプロや専門家の出品した作品を購入するはずです。
単純にその方が安心ですし信頼できますよね?
特にハンドメイド販売サイトでは顔が見えないので、気に入った商品があっても購入する前にプロフィールでどんな人なのか確認する場合が多いです。
「じゃあ作品に関係した経歴がないと難しくない?」
当然そう思った方がいると思いますが大丈夫です。
そうではない方も沢山いますので、まずは一例を紹介していきます。
信頼される一例
例えばですが、↓のような売れっ子作家のプロフィールを目にしたことがありませんか?
パリでもデザインの勉強を続け、並行して趣味でアクセサリー製作を始める。本業の傍らで現在はパリの自宅兼アトリエを拠点に、アクセサリーを制作中
説明の為に短く書きましたがこのような感じです・・。
デザインの勉強はしていたが、あくまでもアクセサリー作りは趣味でプロではない。
でもなぜかその部分が気にならない程のオシャレすぎる経歴・・。
もうこれだけでこの人の作品は素敵な感じがしますし、なぜか信頼できそうですよね?
このように、
- 専門家やプロでなくても、信頼してもらえるような経歴がプロフィールに書けるというのはとても重要。
この信頼される経歴を手に入れられるというのが、資格をおすすめする2つ目の理由です。
資格は購入者に安心感を与えられる
上で信頼性の大切さを説明しましたのでもうお分かりだと思いますが、
資格の取得は信頼性を高める為の近道です。
特に顔の見えない相手に販売するハンドメイド販売サイトにおいてはとても重要。
資格取得のメリット
- 先ほどの例のように海外で何年も学ぶ必要がない。(最近ではスマホで学び資格の取得ができる講座もあるのでコロナ禍でも安心)
- 信頼性がアップするので売れる確率が高くなる
- 独学で学んできたスキルを見直すことができ、正しいスキルが身につく
- 知識と技術が身につくことで、価格を上げやすい。(クオリティーが上がれば適正価格で販売することに自信が持てる)
- 資格があると専門性をアピールできるので、差別化ができる。
- 資格には他人に指導ができるレベルの講師の資格もあるので、さらに専門性も高くなる。もちろん販売だけではなく講師としても活躍できる可能性が出てくる。
- 趣味で自分用にもクオリティーの高い作品が作れるようになる。
- 単純に技術が上がれば、作品のレベルも自然と上がり、商品写真の見栄えにも影響してくる
ざっと挙げただけでこの程度のメリットがありますが、良い事ばかりなのが分かると思います。
もちろんデメリットもありますが、資格取得に費用がかかるくらいですかね・・。
学んだ技術や知識はなくならないものですし、
自分の好きな時間に、副業や講師として活かせるスキルと信頼性が手に入るなら無駄な出費ではないですし、とても良い自分への投資です。
また、一時の出費は必要ですが無駄遣いとは違い、作品が売れるようになれば回収するのも不可能ではありません。
まとめ
いかがだったでしょうか?
「資格」を持っているとハンドメイド作品を販売するうえで自分の強みになるという理由がお分かりいただけたと思います。
そして本質の部分ですが、自然とスキルのレベルアップも可能です。
ただ、資格があれば良いということではなく、
ライバルより品質の高いオリジナリティーのある作品を作る
というのが大前提で大切なことです。
当然私も仕事に活かせる資格を取得する為に沢山勉強しましたし、そのお陰で知識も技術も身に付きました。
現在も仕事の幅を広げるために取得しようとしている資格があるくらいです。
「作品が売れない」、「資格が必要か」、これで悩んだ場合には、自分のスキルや経歴を仲の良い友人などに判断してもらうのもおススメ。
その結果もし自分には必要だと感じたら、今は資料請求だけなら無料のものが多いので、いくつか取り寄せてみて検討してみてはいかがでしょうか。
↓こちらの記事も是非参考にしてみてください。