「結婚指輪を10万円以内で買いたい!」
そう思っている方は結構多いです。
今までにも、「2人で10万円以内で作ってほしい」、
職業柄そうお願いされることが多々ありました。
そこで、同じように思っている方の為に、ジュエリー業界で働く現役のプロが、
安い結婚指輪の見つけ方から購入時の注意点までを分かり易く解説していきます。
目次
結婚指輪の料金の内訳
まず結婚指輪を安く購入したいと思っている方は、どのような要素で指輪の金額が決まっているかを知っておく必要があります。
それを知ることで、安く購入するにはどうしたら良いのかが見えてきます。
(今回の記事では、高額で販売されているような海外の超高級ブランドは除いて解説していきます。)
・材料(プラチナや金・ダイヤなど)
・仕上げなどの製造に関するコスト(形を整える・磨く・内面に文字を彫る・石留めなど)
・製造に関する人件費
・販売店の地代家賃
・電気光熱費
・販売に関する人件費
他にもオンラインで販売していれば、そのサイトの維持費なども当然かかります。
超~ざっくりですが、百貨店に出品していたり、路面に店舗を構えているようなブランドの商品はだいたいこのような感じです。
結婚指輪を安く買いたい場合に、何を削れるか考える。
なるべく安く結婚指輪を買いたい場合には、先ほどの内訳の中から何を削れるかを考えます。
品質に直接影響する材料(プラチナ・金・ダイヤ)は後で考えるとして、その他だと店舗の地代家賃や販売にかかる人件費が節約できそうです。
そうなると、購入方法としては、
・コストの安い個人のお店
このような選択肢が考えられます。
ただ、コストが低い分安く買えるというメリットはありますが、
・個人のお店だとブランドに比べて安心感が低い(当たりはずれがある可能性)
このようなデメリットも当然あります。
ブランドでも安い結婚指輪はある
実は、知名度のあるお店でも、低価格の結婚指輪は販売されています。
ただその場合には、個人のお店やネット専門のお店に比べて製造コストが高いので、材料を少なくして細いデザインにするなどの工夫が施されている場合が多いです。
この場合、華奢なデザインが好みの女性なら問題ないと思いますが、ペアの男性用も細いデザインになりますので、そこは好みが分かれるところです。
そして華奢なデザインの場合には、しっかりと強度の検査などが行われている場合も多いですが、細く薄いデザインにすると物理的に強度は低くなり、変形の可能性などは高くなります。
「安く買えたけど、すぐ変形してしまった・・」
品物次第ですが、そんなことが無いとは言い切れませんので、その辺りはしっかり店員さんに聞いておくと良いです。
また、某結婚に関する専門誌のアンケートでは、結婚指輪の平均予算が20万~30万という結果も出ているようなので、
そこそこ知名度のあるブランドで、標準的な幅と厚みのある商品を購入したい場合には、2人で10万円というのは少々厳しいのが現実です。
結婚指輪を2人で予算10万円で購入するおすすめの方法
「じゃあ10万円で、幅も厚みもしっかりある結婚指輪はどこで買えるの?」
「長く使うからそれなりの強度は欲しい・・・」
このように思った方に個人的におススメなのは、
ハンドメイドサイトに出品されている作家さんから購入する方法です。
creemaやiichiなどの大きなハンドメイドサイトでは、比較的購入しやすい価格帯でペアリングが出品されています。
ハンドメイドと聞くと、
「素人が作ってる手作りのアクセサリーでしょ?」
「さすがにプロが作ったやつがいい・・」
そう思う方もいるかもしれません。
一応知らない方の為に説明すると、
そして、creemaやiichiは出品しているだけでは維持費などは掛からず、販売員もいないのでそのような経費が商品にプラスされることはありません。
(良心的な価格設定がされていれば、商品の金額は純粋に材料代と制作費くらいのはずです。)
また、プロの制作者が出品している結婚指輪なら品質的にも安心ですし、
制作者の経歴や購入した方のレビューなども閲覧できるのでその点も安心です。
・同じようなデザインで比較した場合に、店頭で販売されている商品よりも安い
・ちょっとしたアレンジや購入時の疑問など、ブランドよりも気軽に相談できる
・低価格と高品質を両立した商品が出品されている
このような良い点があります。
購入時の手間としては、
出品数がとても多いので、自分の求める品質の商品を作っている作家さんか見極める事が大切になります。
(沢山のデザインが出品されているので、正直楽しみながら探せるとは思います。)
2人で10万円の予算で結婚指輪を購入しようと考えた場合の選択肢
安心感やブランドにこだわりたい方は、
・百貨店やブランドの路面店(又はブランドのサイト)で購入。
(予算が10万円の場合には比較的細いデザインになってしまう場合が多く、ペアの男性用も細いデザインになる。)
・ある程度幅や厚みのしっかりしたデザインを選ぶなら、10万円よりも予算を少し上げる必要がある。
ブランドにこだわりが無く価格重視なら
・creemaやiichiなどのハンドメイドサイトで購入
・多店舗展開しているブランドに比べて安心感は多少下がるかもしれませんが、レビューや販売実績などから良い作家さんを見つけられればお得に素敵な品物が買える。
手作りという選択肢も
最近ではプロにサポートしてもらいながら、二人で手作りする方法も人気です。
手作りならデザインによっては、ペアで10万円程度の場合もあります。
手作りできるお店や、購入方法について詳しく解説した記事もあるのでそちらも参考にしてみてください。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は結婚指輪を10万円で買いたい方の為に、一つの方法としてハンドメイドサイトでの購入方法を紹介させて頂きました。
私自身もハンドメイドサイトに出品していて、他のプロの方達の作品を見る機会も多いのですが、
同業者目線で見て、「素敵だな~」と思う作品が実際に多いです。
もし予算を抑えて結婚指輪を購入したいと思っているなら、一度ハンドメイドサイトを覗いてみるのもおススメです。
creemaで見てみる
iichiで見てみる