結婚指輪選びは、沢山のデザインの中から気に入ったリングを探す宝探しの様なものです。
ですが、選択肢がありすぎるのも悩ましいところ。
そんな時は結婚指輪の材質から決めてみてはいかがですか?
ここでは結婚指輪に最適な、ゴールドとプラチナの価格や性質を分かりやすく説明していきます。
目次
結婚指輪のプラチナとゴールドはどっちが安い?
どちらも高価な材質には変わりないのですが、ジュエリーとなるとどちらが安いのなかなかピンとこない方も多いはず。
では早速分かりやすいように比較してみます。
今までの常識だと1gあたりの価格は、ゴールドよりもプラチナの方が高価でした。
ですが、世界中で猛威を振るっているコロナの影響で、2020年はゴールドの価値が高騰しています。
世界中に影響するような大きな出来事があると、安全資産である金は必ずと言っていい程高騰しますから、当然といえば当然です。
2020年11月7日現在では、
金・・1g 7,157円
プラチナ・・1g 3,357円
金が倍以上高いです・・・本当に高すぎます・・。
そこで一例ですが、
プラチナの比重 21.4
ゴールドの比重 19.3
その場合には、当然比重の高いプラチナ製の方が重くなります。
ということは、gあたりの価格も高かったプラチナ製品の方が高価になっていました。
これが、先ほど説明したように2020年はゴールドがとても高騰しているので、単純にそう言い切れないような状況になっています。
正確には材料の中の金やプラチナの含有量でも変わりますので、K18やPT900などの材質を詳しく知りたい方は↓の記事もご覧ください。
[結婚指輪]K18やPT900って何?刻印の意味を簡単に解説。
結婚指輪の材質はどちらがいいの?
ジュエリーに携わっているプロとしての意見ですと、
2020年11月現在の地金価格で選ぶなら・・・こだわりがなければ、どちらでも構わないと思います。
実際に私は、プラチナのリングもゴールドのリングも使用していますが、材質としてはどちらも結婚指輪として問題ないので。
私の結論は、「好みの方を選んで下さい」となります。
そこで、どちらか選びやすいように下でそれぞれの特徴を紹介します。
王道のプラチナ
プラチナは結婚指輪の材質として非常に人気です。
プラチナの性質は、以下の様なものです。
・王水(おうすい)※1以外の酸にもアルカリにも溶けない
・色調は白系。銀の様な白さとは違い、やや黒味を感じる重厚感のある白さ
・適度な粘りがあるので、ダイヤなどを留める爪も小さくて出来るのでジュエリーに向いている
※1王水とは濃硝酸と濃塩酸の混合液のことで、非常に強い酸化力をもつ
このような性質があり、「安定していて普遍的」というのが特徴。
「安定していて普遍的」という部分も結婚指輪に向いていると言えます。
バリエーション豊富なゴールド
実はプラチナの結婚指輪の人気が高いのは日本特有のものです。
(その理由は、ここで書くと長くなってしまうので割愛します。)
海外では結婚指輪=プラチナという思考はあまりなく、ゴールドの結婚指輪が沢山ありますから。
それが関係しているかは分かりませんが、最近では日本でもゴールドの結婚指輪が増えてきました。
ゴールドのジュエリーが好まれる理由は、なんといってもカラーバリエーションが豊富だということです。
・イエローゴールド
・ピンクゴールド
・ホワイトゴールド
このように同じゴールドでも色味が変えられるのが特徴です。
そして安全資産という話を最初にしましたが、そういった意味でも魅力のある材質だと思います。
まとめ
いかがでしたか?
プラチナや金の価格は変動するものなので、結婚指輪を購入するタイミングによってどちらが安いか変わるというのが分かっていただけたと思います。
結婚指輪は高価なものなので、誰でも安く購入できれば嬉しいですからね。
また、結婚指輪の購入方法で悩んでいる方は↓の記事も参考にしてみてください。