よーし!3DCADをマスターしてアレを描くぞーー!
そして3Dプリンターで実物にしまくるぞー!
・・・そう意気込んでみたものの、本当に初心者の時は、最初に何をすればいいんだ?と、思いますよね。
ここではライノセラスを使う為に事前に準備しておく物を説明していきます。
目次
ライノセラスを買う
まずライノセラスとはというところからですが、3DのCAD(キャド)ソフトの事。
簡単に説明すると、
実物にしたいデザインを立体のデータで作成できるモデリングソフト。
これをパソコンで使用しますので、Rhinoceros 6(2020年6月現在の最新バージョンが6です) を購入する必要があります。
そしてこれを購入するとライセンスがもらえます。
ライセンスというのはこのソフトを使用できるキーなので、正規に自分で購入しなければ使用できないようになっています。
購入後はライセンス認証ができて初めて使用できますので、当然ネットが使える環境は整えておいてください。(まあ、このページを見ているということは大丈夫でしょうが)
基本的に1ライセンスにつきPC1台での使用が可能になっていて、不正に複数台のPCで使用できないようにもなっています。(当然ですが海賊版など不正にコピーされたものも絶対に×です。)
というわけで正規国内代理店でライノセラスを購入しておけば間違いないです。
代理店からの直接購入も可能ですが、安い買い物ではないですからね・・、普段利用しているサイトでライノの取り扱いがあるならポイントも同時に獲得出来ますよ。
PC本体の準備
ソフトを購入すればすぐに使えるわけではありません。
当たり前ですけどPC本体がなければ使えません。
ゲームと同じで本体とソフトが揃わないとダメです。
「でもパソコンは持ってるから平気だよ」
当然そう思う方もいると思いますが、ちょっと待ってください。
今持っているノートPCやデスクトップPCでは使えないことがあります。
ライノセラスを使用できるスペックのPCでなければせっかくソフトを購入しても使えません。
使えたとしても動きが遅くて全然使い物にならないという事もあるので、注意が必要です。
ライノセラスが使えるスペックとは
実は一番最初に適当にカスタムしたPCを購入するも、3DCADに不向きなグラフィックボードがついていて使えないという最悪の失敗を経験しました・・もう思い出したくもないです。
そして次は、普通に電化製品売り場に行ったのですが、結論から言うとその時勧められたPCもライノセラスが使えないものでした・・(あくまでも私の場合ですが)
予算的にはとても魅力的だったのですが、念のためソフト購入時に改めて確認してみると、
「そのスペックでは厳しいですね」
こう言われてしまいました・・なんとか2回目の失敗は回避・・あぶないあぶない。
要するに同じPCでもゲーム向きではなく、3DCAD用のグラフィックボード(簡単に説明するとディスプレイに映像を映し出すパーツ)がついていないとダメなんです。
3DCADは業務用のソフトなので、家電売り場の店員さんでも使った事が無い人の方が多いと思いますし、まあ仕方ないですね。
というわけでゲーミングパソコンではなく、ライノセラスを使用するために参考にしたスペックは下のような感じです。
私が参考にしたスペック
対応OS
・Windows 10、8.1(すべて64ビットのみ)
ハードウェア
・8GBのメモリ(RAM)またはそれ以上を推奨
・600MBディスク空き容量
・OpenGL 4.1対応のグラフィックスボードを推奨
63より多いCPUコアは対応外
・マウスにはスクロールホイールがあった方がいいです。(複数ボタンのマウス)
それと、画面が小さいと見にくいので、モニターは24インチ以上がいいと思います。
上記の感じで私も参考にはしましたが、これでも最初は全然分かりませんでした(笑)
そして・・
私は既製品ではなく、相談しながら組み合わせて作ってもらった
やっぱりね、専門家というか詳しい人に相談して買うのが一番です。
今私が使用しているPCも、既製品ではなく組み合わせて作ってもらったもBTOパソコンです。(Build To Orde 受注生産)
何年も使用していますが、そうしておいて助かったな~と思う事が個人的には多い印象です。
例えばハードが故障したらハードを交換してしまえば作業が始められますし、ファンが壊れても交換してしまえば静かになりますし・・
(もちろん普段からバックアップを取るなどの対策は必要です。)
既製品だと修理に出している間何もできない・・・ということもありますし、そういった事が無いので非常に気に入っています。
今は2台のPCがありますが、もう一台増やそうかなと思っていまして・・気になっているのはレノボです。
レノボだったらワークステーション(簡単に言うとCADに最適な業務用のPC)のThinkStationなどがあります。
CAD用のPCの買い方がわからない人の為に一例
レノボのホームページに行くと上のほうに、
ノートブック・デスクトップ・ワークステーション
と並んでいるのでワークステーションをクリック。
「ThinkStation Pシリーズを見る」をクリックすると色々と出てきますので、適当なP330towerシリーズをクリック。(私が気になっているのが330シリーズなので)
そうすると出てきた画面の下部にP330シリーズを比較した画像が出てきます。(右スクロール可能)
組み合わせているパーツで金額も変わりますので、右へスクロールさせていくと3DCAD用にカスタムされたパソコンも出てきます。
こんな感じで簡単に見つけられるのであとは、↑で記載したスペックを参考にしながら選んでください。念のためにP330towerシリーズに直接飛べるリンクを↓に貼っておきます。
例えば推奨スペックに合わせてメモリーを16GBに変更したりと、画面上でカスタムしながら金額なども確認できるのでお勧めです。
その中で重要なのはクラフィックボード(グラフィックスカード)なのですが、私が選ぶならNVIDIA Quadro P4000にカスタムします。
すべてをカスタムし終わったら、ライノセラスが使えるか確認してから注文してくださいね。
せっかく注文してもライノが動作しない・・なんてことになったら元も子もないので。(サポートの人も親切なので、推奨スペックを伝えて電話しながらPC画面でカスタムすると楽です。)
その同じ画面にEクーポンコードというのがあるのですが、土曜・日曜だと平日に比べて更に安くなるクーポンになる場合もあります。(買うなら土日がおすすめ)
分からないまま購入して、ライノが使えないグラフィックボードのPCだったとかは最悪なので・・
まとめ
最初の頃は本当に分からない事だらけで難しく感じてしまいますよね?
当時の私がそうでした。
本体もソフトも安い買い物ではないので、
・ソフト購入時に必要なPCのスペックを確認する。このページに記載した推奨スペックでもOK。
・ライノセラス6という3DCADソフトが使えるスペックのPCが欲しい !
正直にこう伝えて店員さんとカスタマイズして購入すれば安心です。
3DCADやテレワークができる仕事についてまとめた記事は↓
ライノセラスでできること、CADオペレーターについては↓の記事もどうぞ。