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[ハンドメイドアクセサリー]100均の道具で指輪に素敵なテクスチャーを付ける方法

ハンドメイドアクセサリーを作っていて、「テクスチャーを付けたいな」と思ったことはありませんか?

基本的なリング制作などをマスターした後は、そう思う場合が多いです。

そして、やってみたいなと思っても、

「なんか難しそうだな~」とあきらめてしまう方もいるかもしれません。

ですが、ちょっとした工夫でリングに素敵なテクスチャーを付ける事が可能です。

そこで今回は、あまりお金をかけずに簡単にということで、

100均の道具を使ってリングにテクスチャーを付ける方法を紹介していきます。

100均の道具で指輪にテクスチャーを付ける方法

今回はリングにテクスチャーを付けるという記事なので、基本のリングの制作方法は理解済みという前提で解説していきます。

基本のリングの制作方法を、分かり易い様に画像付きで詳しく解説した記事もありますので、リングの作り方から読みたい方は先に↓の記事を参考にしてください。

初心者さんでも始めやすい様に、制作方法から必要な道具まで詳しく解説しています。

[指輪の作り方]プロが教えるハンドメイドアクセサリー

そして、そのリングを今回紹介する手順でアレンジすると↓の3種類が制作できます。

3本の真鍮の指輪

なかなかいい雰囲気じゃないですか?

100均の道具で付けたテクスチャーだとは、言われなければ分からないと思います。

それでは早速解説していきます。

金鎚でつけるテクスチャー

全部で3種類の方法を解説していきますが、最初は鎚目について解説していきます。

鎚目というのは、金鎚で金属を叩いて表面に凹凸を付ける技法の事を言います。

初心者でも失敗しにくく、それなりに仕上がるのでとてもお勧めの方法です。

まずは真鍮の棒を焼き鈍します。

(焼き鈍しについても基本のリング制作の記事↑で解説しています。)

真鍮の棒

真鍮が柔らかくなったら、あとは硬い面の上で棒をコンコンと叩くだけです。

強い力で叩くと薄くなりすぎてしまう場合があるので、適度に凹凸が付くように加減は必要です。

そして金鎚には決まりがありませんので、100均の金鎚以外でももちろん構いません。

もし金鎚が家にあるなら100均どころか0円で制作できますので、買わずにそれを使ってみてください。

叩いた真鍮の棒

適当に叩くだけでこのような感じで凸凹にできました。

あとでまとめてリング状にしますので、この棒はとりあえずこのままにしておいて、次のテクスチャーを解説していきます。

100均のペンチでつけるテクスチャー

二つ目はペンチでつけるテクスチャーの解説ですが、

原理は先ほどと同じです。

叩く代わりにペンチで挟むことによって凹凸を付けていきます。

青いペンチ

挟む部分が丸いペンチを以前100均で購入した記憶があるのですが、見当たらないのでこれを購入してきました。

私は本職なので挟む部分が丸くなっているヤットコ(ペンチのようなもの)は持っていますが、今回はあえてこのペンチで製作していきます。

(他の100均ならあったかもしれませんが。笑)

ハンドメイドでアクセサリーを制作している方は、既にお持ちかもしれませんので、あればそれを使用してください。

もし持っていない場合は近くの100均か、ホームセンター・ハンズなどで手に入れてください。

仕方が無いので私は鉄鋼用のヤスリでペンチの角を丸くして使用しました。

ヤスリとペンチ

挟んだ時に丸く凹むように角の部分を落とし丸くする。

角を丸めたペンチ

反対側も同じように丸くする。

(挟んだ時にリングの内側になる部分に余計な傷をつけないようにする為)

両方の角を丸めたペンチ

彫金をやっていると、必要な形に道具を加工することが多いので苦になりませんが、初心者の方はそこまでする必要はありません。

丸くなっているペンチは普通に購入できますので買った方が楽ですし、1本持っているとアクセサリー製作には色々と使えて便利です。

あると便利↓

ANEX(アネックス) 精密奴床 No.246 片丸 150mm

ペンチの加工ができたので、端から順にペンチで挟み凹凸を付けていきます。

上手に焼き鈍しが出来ていないと固いので、その場合はもう一度焼きなましを行ってください。

真鍮の棒とペンチ

↓の棒がそうですが、1本目とは違う雰囲気の凹凸が付きました。

2本の真鍮の棒

ヤスリで削るテクスチャー

三つ目はヤスリを使ったテクスチャーです。

画像のヤスリも100均で購入してきました。

ヤスリと真鍮のリング

手順はとてもシンプル。

リング状にした真鍮をランダムに削っていくのですが、まず最初に1面をこのような感じで削ります。

少し削ったリングと手

あとは最初の面と少し角度を変えて削り、それを一周進めると下のような感じ。

ヤスリのテクスチャーが付くと同時に多面体になります。

多面体のリング

ここまで出来たら最初の2本もリング状にして、酸洗いします。

(酸洗いについては最初の方に紹介した、リングの作り方の記事で紹介していますので参考にしてみてください。)

液に浸けているリング

酸洗いが終わったところ↓。

三本の真鍮リングと木の板

この後は、ほんのり光らせるために、少し湿らせた重曹でゴシゴシこすります。

そうすることで光り過ぎない良い感じの仕上がりになります。

point
サラサラすぎる重曹だとあまり光らないので、粗めの重層を使うのがコツ。

重曹と真鍮リング

ロー付けした部分は、テクスチャーを付けた時と同じ要領で処理してもいいですし、気にならないならそのままでもいいと思います。

ただ、ロー材が多い場合は少し削った方が良いかもしれません。

あとは内面もサッと紙やすりなどで処理して終わりです。

本業のジュエリー製作ではここまでラフな作りはしませんが、

今回は真鍮のアクサセリーなので、ロー付け部分や内面もあえてラフに制作しました。

そのほうが初心者さんでも取り組みやすいでしょうし、真鍮と相まって逆に良い雰囲気に仕上がります。

リングにした時のゆがみなども、あまり気にしなくても良いと思います。

光らせたリング

表情の違うリングに仕上がりました。

3本を重ね付けするとこんな感じ。

指にはめた真鍮のリング

100均の道具でつけたテクスチャーですが、なかなかいい感じに仕上がっていると思いませんか?

真鍮のテクスチャーリング制作のポイント

今回使用した真鍮の棒は2mmの丸線で長さは1mあり、ホームセンターなどで数百円で購入できるものです。

なので、失敗などは恐れずに気楽にやってみるのがポイント。

テクスチャーも、慎重になりすぎず楽しみながらやってみると意外と失敗は少ないものです。

そして、全く同じテクスチャーは2度と再現できないので、世界に一つだけのリングというのも嬉しい所。

ラフに制作して味のある仕上がりになればそれで成功だと思います。

まとめ

いかがだったでしょうか。

今回は真鍮の丸線に100均の道具でテクスチャーを付けるという内容でした。

リングの制作さえ出来てしまえば、テクスチャーを付ける作業はそれほど難しくはありません。

それでいていい感じのリングが制作できる技法なので、興味のある方は是非チャレンジしてみてください。

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