何事にも向き不向きはあるものですが、ハンドメイド作家に向いてる人とはどのような人だと思いますか?
この記事では私の経験も踏まえて、ハンドメイド作家に向いてる人とそうでない人について解説していきます。
目次
ハンドメイド作家に向いてる人ってどんな人?
このような疑問を持っている方は、これからハンドメイド作家になりたいと考えているからかもしれません。
では、早速ハンドメイド作家に向いている方の特徴を見ていきましょう
・知識や技術を身に着ける意欲のある人
これは、ハンドメイド作家になってもの作りをしていく上では欠かせない特徴だと言えます。
実際にハンドメイド作品を販売しているサイトを見ていただければわかると思いますが、レベルの高い作品が沢山販売されているのが分かります。
そして、人気の作家さんになればなるほど作品のクオリティーも当然高くなっていきます。
そのような中に飛び込んで活動していく為には、最低限の知識や技術は欠かせないものになります。
全くの初心者から始めるのであれば、書籍から学んだり講座を受講したりといった努力も必要です。
そういった意味では、仕事などで身につけた技術が活かせるような方は有利だと言えます。
気遣いが出来る人
ここで言う気遣いが出来る方というのは、空気が読める人というような意味ではありません。
もの作りに共通する気遣いが出来るかという意味です。
例えばハンドメイドのアクセサリーだったら、
・「このピアスはちょっと重いかな」などです
このように、購入する側の気持ちになって作品を作れる人はハンドメイド作家に向いていると言えます。
もちろんハンドメイド作家の自分自身が好きなものを制作すればよいのですが、そういった気遣いが不足していた場合には返品や悪い口コミなどと言った思わぬトラブルに見舞われる可能性もあります。
時間やお金に余裕のある人
これもとても大切な条件だと思います。
ハンドメイド作家として生活に不自由のない収入を最初から得ることはほぼ不可能なので、始めた頃の場合には仕事やアルバイトなどと両立することになる場合も多いはず。
作品を制作するための時間をある程度確保できる状況でなければ、ハンドメイド作家としての活動が難しいのは当然です。
ということは、
・アルバイトや正社員でも時間の確保が難しくない人
・作品の制作に集中する為に、しばらく仕事をしなくても問題ないくらいの貯えを予め用意した人
このような人なら向いていると言えそうです。
もの作りを行えるスペースを確保できる人
次はスペースの問題です。
ハンドメイドと言っても作品の大きさは様々なので、
スマホケースやアクセサリーと言った小さい物なら、作業台が一つあれば問題ないかもしれません。
ですが、洋服やカバンなどの大きなものを作るのであれば、作業台の他にもミシンなどが当然必要になります。
また、ジャンルによっては意外と音の出る作業もありますので騒音の問題も考慮したほうが良いです。
・作業音などで、同居人やご近所などに迷惑をかけないようなスペースの確保
少し本格的なアクセサリー製作になると金鎚なども使用しますので、賃貸の2階で作業していると下の階の住人から苦情が来るなんてこともあるかもしれません・・。
好きなハンドメイドのジャンルがある
一口にハンドメイドと言っても結構な数のジャンルがあります。
・アクセサリー
・洋服
・靴
・カバン
・ハーバリウム
・レジン・・etc
レジンだけで見ても、レジンアクセサリー・スマホケースといった感じで分かれているほどです。
お昼の情報番組などで、
「普通の主婦がハンドメイドでこの位稼いでます!」
みたいなのを見たことがあると思いますが、何となくで初めてそれなりに結果が出せる人はほぼいないと思って間違いありません。
どうしてもそれなりの努力は必要なので、自分が夢中になれるジャンルがあるというのは有利な条件だと言えます。
もの作りが好きな人
ハンドメイド作家に向いている人の条件では、これが一番大切かもれません。
ハンドメイド作家と聞くとオシャレなイメージを持つ方もいるようですが、もの作りは黙々と地道に作業することが多いです。
細かい作業に集中すれば目も相当疲れますし、何日も作業場にいて外に出ないなんてこともあります。
そんな地味な部分も苦にならず、もの作りを楽しめる人でなければ継続するのは難しい気がします。
・インドアタイプの人
忍耐力がある人
モノ作りでは、飽き性の人は向いてない傾向があります。
例えば工場などの勤務では同じ作業を集中してこなせる人とそうでない人がいますが、実はハンドメイドも似ている部分があります。
ある作品の人気が出て沢山の注文が入った場合には、
同じパーツを受注した数で作る
↓
別のパーツが必要ならそれも同じだけ作る
↓
出来たものを組み立てて同じ商品を制作
↓
すべて同じように梱包して発送する
このように同じ作業を地味にこなさなければいけません。
一点ものだけの販売でやっていける程ハンドメイド作家は甘くないので、多くの作家さんがこのような経験をしています。
最初の工場の例ではないですが飽き性の人は向いていないと思いますので、ハンドメイド作家には忍耐力に自信のある人向いています。
責任感がある人
これも大変重要な要素だと思います。
ハンドメイド作家は企業に属しているわけではありませんので、作家自身に色々な責任が伴います。
・クレームのないように作品の品質を管理
上は一例ですが、ハンドメイド作家として活動した場合には良くも悪くもすべての責任は作家自身にあります。
問題が起きてからでは遅いので、当たり前のことをしっかりと行える責任感は必要です。
コミニュケーション能力がある人
意外かもしれませんが、ハンドメイド作家にはコミュニケーション能力も必要です。
「ものづくりをしているだけの」人というのがパッと頭に浮かぶと思いますが、実はそうでもありません。
・ハンドメイドイベントなどに参加した時には、お客さんへの作品の説明など
・作品をお店に置いてもらう場合などの交渉
・ネット販売の場合でも、問い合わせなどには対応が必要
このように人と関わることが以外にも多いのがハンドメイド作家です。
現実に向き合える人
ハンドメイド作家という響きに惑わされず、初めからうまくいくことは無いと思えるは向いていると言えます。
「自由そうだな~」
「会社員は向いていないから作家になってみたいな~」
「なんかオシャレそうだな~」
このような変な思い込みや、たまたまテレビで見た成功した作家さんに憧れただけで作家になると・・・、先に言っておきますが痛い目にあいます。
私の経験からですが、安定した収入を得て生活していく事を考えたら、お給料をもらいながら仕事をしていた方が金銭的にも精神的にもだいぶ楽です。
なので、冷静に現実と向き合える性格の人方が向いていると思います。
感度が高く情報収集が上手
今現在どのような商品が売れているのか、そしてライバル達はどのような価格設定なのか。
一人で活動していく場合には、作品を制作する技術以外にマーケティング能力も必要です。
購入する方達の目はとても厳しいので、他の作品と比べて素敵な作品でありながら適正価格でなければ、売れる確率は当然下がります。
ライバルとなる人たちの作品ではなく自分の作品を選んでもらう為には、情報収集も必要ですしトレンドをキャッチする感度も高い方が断然有利です。
ハンドメイド作家に向いていない人
これはもう簡単で、上で挙げた例と逆の人です。
・今は時間やお金に余裕がない
・モノ作りを行えるスペースを確保できない
・好きなハンドメイドのジャンルが無い
・モノ作りが苦手な
・忍耐力が無い
・責任感が無い
・コミュニケーション能力が無い
・現実に向き合えない
・感度の鈍い
・情報収集が苦手な
流石に自分で書いていて笑ってしまいましたが、ここまで何もない人なんていないですよね(笑
そして、別にダメとかそういった意味ではなく、このような環境や能力があった方がハンドメイド作家として仕事しやすいよって意味です。
まとめ
いかがでしたか?
ハンドメイド作家に向いている要素の中には意外なものもあったのではないでしょうか。
あくまでも私が経験してきて感じた事なので、すべての人に当てはまるわけではないと思います。
そして一番向いている条件は、
「ハンドメイドが好き!」「ハンドメイド作家に絶対なりたい!」
そう思える気持ちだと思います。
これからハンドメイド作家になりたいと思っている方は参考にしてみてください。
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